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妊娠初期の話;やくろう編集版

 妊娠初期のちょっとしたご注意

1).妊娠初期のちょっとしたご注意 その1.
妊娠前期;不安の中、、、のこと、、、その1.

妊娠が判った時点で、昨日までお飲みだったものは、
治療薬、サプリメント、その他、、、
漢方薬でも一応、全て中止すべきでしょう。

事情が変わったのです。
そして、産科の先生、看護師や助産師の先生方に、
「飲み続けた方が良いのか?」を、お聞きし、必ず、確認しましょう。
決して、ご自分で判断なさらないように。

  • 診察のたびに、、、 (続きは、ここをクリックしてください、)
    • 診察のたびに、つわりの具合を含めて、不安に思うことや、
      お母さんの、どんな小さな、体調の変化もお伝えしましょう。

      そして、それらが、想定の範囲なら、安心して、様子を見ましょう。 (2.3日の出血なんか、問題ないでしょう、、、)

      赤ちゃんは、、、?

      赤ちゃんは、始めは、おぼろげに、
      次第に、心音などで確実に、
      だけど、ただ、生命を確認するだけです。

      でも、それが、ものすごく、うれしい事ですよね。
      余り面(おもて)に現さない方でも、喜びがこみ上げてくるでしょう。

      勇気100倍! 
      その後は、、、、
      赤ちゃんに、何が起こっていようと、わかりませんし、かまいません。
      まだまだ、“そっとしておく” しか、手(手段、方法)がありません。

      ただ、心の中で応援しましょう。
      そして、標準は、あくまで標準です。
      ずれていても、個性的で頼もしいじゃないですか。

2).妊娠前期;不安の中、、、のこと、、、その2.

産院、助産院は、
健康な方たちが集(つど)う、唯一の、医療機関です。
産科の現場は、激務でしょう。
良くは、存じませんが、容易に想像がつきます、、、、、、

日本では、
誕生間近の、1000人の内、995人以上の赤ちゃんが、無事に生まれています。
10万人の周産期妊婦さんの内、9万9995人以上が、無事に出産を終えています。
世界最高水準です。

99.5%と、99.995%!!。 
生物学では、あり得ない数字でしょう。
医療の賜物(たまもの)です。
人知の遠く及ばない、生物内の化学反応でも、こんな突拍子もない数字はないでしょう。

出産!、、、、、、

そこでは、いくつもの命が、
大切に拾い上げられ、いくつもの命が、救われていることでしょう。ただただ、頭が下がる思いがします。

  • そして、相手は、、 (続きは、ここをクリックしてください、)
    • そして、相手は、生物なのですから、
      もう、これ以上は望めない、頂点かも知れません。

      救急医療なら、絶えず死と直面した、誰しもが、覚悟の現場でしょう。
      不幸からの生還もあれば、過半の不幸の時も あるでしょう。

      慢性病なら、ゆるやかに、何事も無く、
      10年越しの経過観察中の患者さんも、居られるでしょう。

      一方、産院、助産院は、なにがしの不安はお持ちでも、
      多くの健康な方たちが、希望に満ちて、ほがらかに集(つど)う、
      唯一の、医療機関です。

      そして、そこに通われる方は、
      必ず、数ケ月余りで、急転直下で、カタが着きます。

      その時、ほとんど全ての人が、“この世で1番” の幸福を、味わうのですが、
      、、、、、、

      避けがたい、0.3%以上の不幸も、厳然と存在するのです。
      しかも、出産は、160~270日間プラス、
      ほんの、2時間前までの、順調な経過―健康―に、引き続いて、のことです。

      誰も、考えもしない不幸は、何時?何処で?

      それは、いざ、起こってみなければ、分かりません。
      生物なのですから、
      何が起こるか、どんなハプニングが待ち構えているか、
      多くは、前触れすらも無く、、、わからないのです。

      そして、普通の“その日”は、休日も、祝日もなく、
      どれほどの時間を要するのか、、、、、
      何一つ、、、、
      、、、、、、
      分かりません。

      たとえ、“万が一” を超越しても、
      私たちが、“生物である” と、言う宿命から、
      免(まぬが)れることは、できません。、、、、

      、、、、、そんな、現場でしょう。

        (あなたの幸福は、1000人に3つの、不幸な、
         そして、出産に至らず、カウントされない、
         その10倍の、尊い幻の の、
         上にあることを、頭の片隅にね。 )

3).妊娠前期;不安の中、、、のこと、、、その3.

伝統的な漢方薬は、一応、何千年かの人体実験を終えています。
妊娠時の漢方薬のために、特別に項目を立てることもあります。

しかし、今のお薬は、まだ、経験が足りません。
薬の安全性が、完全に確立していないものが多いのです。
ある症状に適応する薬でも、その効果が、体全体にもたらす影響や、
他の方面、特に胎児への影響が、わかりかねます。

そこで、通常の薬の使用には、慎重に、臆病になります。
つわりや一寸した出血など、
想定内で、我慢できる程度に思われる症状に対しては、
リスクの在る無しの薬を使って、わずかでも不安に感じるより、
薬は控えて、様子見の事が多くなります。

妊娠時のお薬こそ、漢方薬をお勧めしたいものです。

  • 以前には、こんな、、、 (続きは、ここをクリックしてくだい、)
    • 以前には、こんな、不安と、遭遇するハテナ??、?が充満の時、
      地域や、近縁者、大家族が果たしていた、
      身近な経験者、親身な相談相手が、今は、なかなか、見つけにくいことでしょう。

      何より、そんな“絆”が、圧倒的に薄くなっています。
      “絆”とは、
      決して、他から、意識して強調するものではなく、
      無意識に芽生え、潜在下に育ち、
      ある時、ようやく、気付いてこそ、感じるものでしょう。

      また、インターネットでは、極端が目立ち、中には、危なっかしい例もあり、
      中庸は、ごく幅狭く感じられることでしょう。

      あなたは、すこぶる健康とは言え、
      あちこち、体の内部で、小事故が頻発しがちで、精神状態は、大うねりです。

      こんな時、薬をなるべく使わずに、体調不良を改善し、励ますには、?、、

      カウンセリングが重要でしょう。

      ところが、カウンセリングが、制度として確立していません。
      健康カウンセリングと、医療業務の区別が、ほとんどありません。
      医療報酬での、カウンセリングの評価が低く、
      ほぼ、多忙と、疲労の中で、スタッフの無給奉仕に近いものでしょう。

      どんな難産も、あるいは、あなたが不安に陥らないよう気配りをなされて、
      ようやく、その日を迎えられた、どんな安産も、
      それは、それで、共に、評価は、素晴らしいはずですのに、、、、。

      大切に、拾い上げた幸せと、
      何より、ただ、赤ちゃんの、あどけない表情と、
      あなたとご家族の笑顔と、感謝の気持によって、、、、
      、、、スタッフの苦労が報われる。、、、、、、
      そんな、現場でもあるでしょう。

4).妊娠前期;不安の中、、、のこと、、、その4.

この時期の妊婦さんには、体長が大うねりで、毎日が別人のような方もおられるでしょう。

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